どちらかというと、重たく長いプログラミングをする、クライネス・コンツェルトハウス。
ラフォールジュルネに参加するとは思ってもいなかった。
たまたま企画を任されている、知り合いからやってみませんかってお誘いをいただいたので、今回演奏させていただくこととなった。
確か、いつもテーマを元にプログラミングしてると思っていたので聞いてみると、今回ダンスがテーマとか。
もちろん、多くの曲にはメヌエットのような舞曲は入っているので、弦楽四重奏曲の膨大なレパートリーの中でなら何の問題もないのだが、それでも何か面白い曲はないものかと、それはそれは室内楽の造詣の深い本野義雄氏に相談。スメタナは?第2楽章ポルカじゃない。。その一言で決まった。
ベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲やら、バルトークやら、ショスタコーヴィチ等のコアな曲ばかり続いた身にとって、いやー!実に楽しい。
行け〜行け〜とのればのるほど楽しくなって来る。
今回の会場、東京駅の動輪の広場。思いの外音響は良い。ただこの曲の第2楽章を除くとすべの楽章が、PPピアニッシモで終わる。果たして聴こえるのだろうか。
いづれにせよ、覚悟してかからねば。演奏会の雰囲気を作るためにまずは正装から。午後のコンサートではあるが、燕尾服にロングドレス。やはり、正装すると身が引き締まる。
幸い館内放送はなかったものの、数分おきに来る車輪の音。しかし背景の鉄道の車輪にマッチしていなくもない。
演奏会が始まり多くの聴衆の皆様が集まってくださった。たまに聞こえてくる動輪の音。しめた!ピアニッシモの部分で静粛が訪れた。その次の動輪の音はいつ来るのだろうか。ちょうどチェロの最低音の演奏中にそれはきた。この振動に共鳴させてみたらどうなるんだろうと試みてみる。結構いけるぞ。いびきが増幅されて結構面面白い響きが生まれる。なんて遊びが出来るのもここならではとは言える。
なんて遊びが出来るのもここならではとは言える。
30分の演奏時間、多くのお客様に聞いていただき、我々も一生懸命汗だくで演奏する。その後丸の内で皆でお茶をして帰る。なんとなくひ日常の楽しい時間であった。
その後丸の内で皆でお茶をして帰る。なんとなく日日常の楽しい時間であった。
お越し下さった皆様、本当にありがとうございました。