ベートーヴェン後期弦楽四重奏曲 & バルトーク弦楽四重奏曲シリーズ 第43回
ベートーヴェンの最晩年、すべての交響曲を書きあげた後、彼が亡くなるときまで書き続け、完成させた第12番から第16番の弦楽四重奏曲。
その数々の名曲の果てに到達した、自由で崇高な世界はただ譜面を追っただけでは語り尽くせない世界。クライネス・コンツェルトハウス弦楽四重奏団が繰り返し挑戦し続けるシリーズです。また、バルトークは生涯6曲の弦楽四重奏曲を残しました。そしてバルトークは常にベートーヴェンの弦楽四重奏曲の楽譜を持ち歩き、研究を続けていたと言われています。そしてこのバルトークの弦楽四重奏曲はそのベートーヴェンが創り上げた、16曲の弦楽四重奏曲から伸び出した、最も太い枝であると言えるでしょう。
今回はベートーヴェンの第1番と最終曲第16番という奇しくも、「アルフでありオメガである」という中間にバルトークの第5番が演奏されます。
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第1番 へ長調 作品18-1
バルトーク:弦楽四重奏曲第5番
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番 へ長調 作品135
2023年4月28日(金) 18:45pm 開演
自由学園 明日館 会費¥4,000